今世紀に入ってから犠打の記録は大きく様変わりしている
野球記録では「指名打者のあるリーグのほうが犠打が少ない」というのが常識だ。
打席に立つ投手は走者が前に出れば犠打、がお決まりのパターンだったからだ。確かに2005年の時点では、指名打者のあるパリーグ、アリーグのほうが犠打数が少なかった。しかしそれ以後、パリーグでは犠打数が急増。セリーグとほぼ同じレベルになり、昨年からはセリーグを大きく引き離している。
2006年にパリーグの犠打数が急増したのは、日本ハムが戦略を大転換させたことが大きい
2006年の日本ハム トレイ・ヒルマン監督は犠打を多用し優勝した。
以後も日本ハムは最も犠打を多用するチームの一つになった。
日本ハムの犠打多様に刺激されて、パリーグの犠打数が増えたのではないか。